ePath R4 Implementation Guide
1.0.0 - ci-build Japan

ePath R4 Implementation Guide - Local Development build (v1.0.0) built by the FHIR (HL7® FHIR® Standard) Build Tools. See the Directory of published versions

ePathデータ構造 ひな型パス

ひな型パスのePathメッセージ構造をFHIRリソースを用いて表現する方法を説明する。
FHIRリソースの詳細は Artifacts Summary を参照のこと。

ひな型パスバンドル

ひな型パスの各リソースはePathメッセージ単位で ひな型パスバンドル(Bundle) に格納する。ひな型パスバンドルは、ひな型パスのePathメッセージ構造をBundleリソースに適用したFHIRプロファイルである。

ひな型パスのePathメッセージ構造

ePath仕様におけるひな型パスの構造は図1のとおりである。

図1 ひな型パスのePathメッセージ構造


ひな型パスバンドルの構造

ひな型パスバンドルの構造は図2のとおりである。

ひな型パスバンドルでは、パス適用情報、病日・イベント情報、OATユニット/アウトカム、観察項目のePathデータ構造を PlanDefinitionリソース で表現する。外来パスの入力フォームは、Questionnaireリソース で表現する。

図2 R4 版 ひな型パスバンドルの構造


ひな型パスバンドルのエントリ

ひな型パスバンドルのエントリ(表1)は、1件の PlanDefinitionリソース と複数件の Questionnaireリソース で構成する。

表1 ひな型パスバンドルのエントリ

リソース種別 プロファイル Card. ePathメッセージ構造要素 説明
PlanDefinition EPath_PlanDefinition_EP01 1..1 ePathMessage ひな型パス
Questionnaire EPath_Questionnaire 0..* ePathApply/event 病日単位の患者用OATUnitから生成した入力フォーム、正規URLを持つ。該当するパスに対応するフォームが公開されているのであれば、バンドルに含める必要はない。


PlanDefinition.action.id

PlanDefinition.action.id には 病日、OATユニット識別子、観察項目識別子を半角ハット(0x5e)で結合した情報を設定する。

この情報は、ひな型パス、および施設パスを適用後パスデータに展開した際、PlanDefinition.action要素と展開後の要素(FHIRリソース)を参照連携するために用いる。

  • 病日が存在しない場合は、代替えとなる病日・イベントレベルの一意識別子を設定する。

  • 観察項目識別子とは、観察項目を一意に識別するために用いる情報で割り当ての方法は任意とする。

  • パスステップを指定する場合、病日の後ろに半角アンダーバー(0x5f)で結合する。

  • リピート番号を指定する場合、OATユニット識別子の後ろに半角アンダーバー(0x5f)で結合する。

表2 PlanDefinition.action.id

階層 ePathメッセージ構造要素 PlanDefinition.action.id
1 病日・イベント情報 [病日]_[パスステップ]
2 OATユニット・アウトカム [病日]_[パスステップ]^[OATユニット識別子]_[リピート番号]
3 観察項目 [病日]_[パスステップ]^[OATユニット識別子]^[観察項目識別子]_[リピート番号]


Presented by ePath Project